レース編み

 
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こちらのブログにもレースがいっぱい♪

ブログ「白い手帖」


 

レース編みの仕上げ

 

レースは,仕上げの一手間で美しさを増します。ここでは,私が普段やっている仕上げ方を紹介します。

 

柔らかくナチュラルに仕上げるのが好きな人,パリッと仕上げたい人,好みもあると思うので糊の濃さなどはお好みで・・・。 

 

■ 準 備 す る も の 

 

 

 ・ 液体洗濯糊(またはスプレー式洗濯糊)


 ・ 洗面器
 

 ・ アイロン台
 

 ・ ガイドラインを描いた台紙  
 

 ・ 透明ビニール(ゴミ袋を開いたもので可)


 ・ まち針 (錆びていないものを使用する)
  

 ・ タオル

 

※ガイドラインの台紙は まつきちさんのHP からダウンロードすることもできます。

CADできれいに作られていて種類もたくさん!ありがとうございます。

印刷がA4までしかできない人はA4の台紙を大きなカレンダーの裏中央に貼り延長線を引けば大丈夫。 

Excelで作成する方法もあります。ブログの過去記事で紹介しています。→ Excelで円の等分割

 

       

■ 仕 上 げ 方 

 

仕上げの前に糸始末をし,ネット編みの部分など模様のずれを整えておく。汚れていたら洗剤で軽く押し洗い。

 

A 液体洗濯糊を使う場合 

(1)洗面器に水を入れ,洗濯糊を適量溶かす。

 

(写真は洗濯機用キーピング)

  

レース仕上げ洗濯糊
(2)レースを液に5〜10分位浸す。 レースを糊付け

(3)アイロン台に台紙を置き,

   その上にビニールを載せておく。

 

(この台紙は私の手描き)

24分割だと3,4,6,8,12,24に対応

レース仕上げ台紙

(4)レースを取り出し,タオルに挟んで押さえ

   水気を取る。

(立体的なものは模様を潰さないように気をつける)

(5)レースを載せ,ピンを打つ。 

   ・まず中心に打つ

   ・次に外側に打つ

   ・内側に打つ(模様のずれを整える程度) 

Point!

外周のピンは上−下,左−右・・・というように向かい合う場所に大まかに打ち,だんだん細かく打っていく。
レースは濡れると少し縮むのでそれを伸ばすように外側に引っ張り気味にピンを打つ。

レースピン打ち

(6)そのまま自然乾燥。

 

 
(7)ピンを編み地を押さえながらはずす。  

レース本にはレースの裏を上にして置くと書かれていることが多いですが,私は表を上にして置きます。立体的な編み地のものを編むことも多いので模様がつぶれないようにするためです。

 

B.スプレー式洗濯糊を使う場合  

(1)洗面器に水を用意する。

(2)レースを水に5分位浸して水通しする。

(3)〜(5)はAと同じ

(6)ピン打ちをしたらスプレー糊をまんべんなくかける。

(7)そのまま自然乾燥させる。(直射日光は避ける)

(8)ピンを編み地を押さえながらはずす。

スプレーの方が少し柔らかめの仕上がりです。

 

どちらの場合も一度レースを糊の溶液または水に濡らすことになります。

            

レースは濡らすことできゅっと編み目が締まるのです。

                

それを外側に伸ばしてピン打ちすることで模様のメリハリがはっきりします。

 

この方法で仕上げた作品はこちらです。→ 作品ギャラリー 

 

■ その他

 

●楕円形の場合

 

方眼紙に載せ,上下・左右が対称になるように座標の位置を考えてピン打ちをする。

 

●アイロン台に入らないときはこのマットを使用。

 

レース仕上げマット

 

ホームセンターにあり,これは一辺が約56?

 

 

●ガイドラインの円を手描きするときはこの紙コンパスが便利です。

 

レース仕上げ紙コンパス


お菓子の箱などの厚紙をテープ状に切って押しピンで穴を開けるだけです。

大きい円も描けます。

 

 

 

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